Vimeo(ヴィメオ)が短編映画助成金の受賞者を発表、新進気鋭の映画制作者に資金とメンタリングを提供

大手プライベート動画ネットワークであるVimeo(ヴィメオ)は、新進気鋭の映画制作者を支援するプログラム「Vimeo Short Film Grant」の受賞者を発表した。Nikonおよび関連企業RED Digital Cinemaが提供するこのプログラムは、将来有望なクリエイターに制作資金、業界の専門家によるメンタリング、最先端の映像機材へのアクセス、そしてVimeoプラットフォームでの配信サポートを提供する。この助成金は、コンテンツがアルゴリズムによって左右される時代において、独創的なストーリーテリングを促進し、新しい才能を育成するというVimeoの継続的な取り組みの一環だ。

助成金の受賞者は、Vimeo Staff Picksの過去の受賞者および撮影監督Adam Bricker氏(ASC)を含む、著名な映画制作者で構成される審査員団によって選出された。選考は、独創性、芸術的価値、プロジェクトの遂行力、そして全体的なインパクトなど、複数の基準に基づいて行われた。審査員は、審査した短編映画の質の高さを称賛し、これらの短編映画を大胆で複雑、そして大胆なものと評した。また、才能豊かな映画制作者の中から少数の受賞者を選ぶという難しさについても認識を示した。

5名の映画制作者にそれぞれ3万ドルが授与され、独自の短編映画プロジェクトを実現させた。受賞者は資金に加え、選考委員会とVimeoキュレーションチームによる個別指導を受けることができる。また、NikonとREDの最新プロ用映像機材(新登場のZマウントシネマカメラ「V-RAPTOR[X]」および「KOMODO-X」、そして受賞歴を誇るNikonのミラーレスカメラ「Z9」、「Z8」、「Z6III」など)の使用権も提供される。助成金にはVimeoでの配信サポートも含まれており、受賞作品はニューヨークとロサンゼルスで開催される限定上映会で上映される予定だ。

2025年度の受賞作品には、父親がエイリアンに誘拐されたと確信するブロンクスの少年から、過去の不倫関係に終止符を打とうとする女性まで、多様なストーリーが含まれている。Nikon Inc.社長の小野里直樹氏によると、これらの作品は斬新なアイデアと勇気あるストーリーテリングを体現している。

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出典:Vimeo