Vimeo(ヴィメオ)の2025年8月のアップデートまとめ:強化された視聴体験、Canvaとの連携、高度なセキュリティー機能
人気動画共有プラットフォームVimeo(ヴィメオ)は、ユーザーエクスペリエンスの向上とワークフローの効率化を目的とした一連のアップデートを8月に発表した。これらのアップデートはさまざまなプランで利用可能で、Watchエクスペリエンスの刷新、Canvaとの新たな連携、高度なアクセス制御設定などが含まれている。
Vimeoの新しいWatchエクスペリエンスは、動画の発見をより直感的で魅力的なものにするように設計されている。シームレスなコンテンツナビゲーションのための新しいサイドバー、自動再生プレビュー、そして厳選された受賞歴のあるコンテンツセレクションを備えている。さらに、更新されたフィードでは、ユーザーがフォローしているクリエイターを優先的に表示し、コンテンツをスクロールしながら新しいインタラクション方法を提供する。この機能は無料プラン以上のユーザーが利用できる。
クリエーティブな制作プロセスを簡素化するため、VimeoはCanvaとの新たな連携機能を導入した。この機能により、ユーザーはCanvaから直接動画ライブラリーにアクセスでき、コンテンツのダウンロードやアップロードの手間を省ける。また、デザインをワンクリックでVimeoに保存することも可能だ。この連携機能は、無料プランのユーザーを含む全てのユーザーが利用できる。
Vimeoは、Microsoft Teamsとの新たな連携により、チーム向け機能も強化した。この機能により、会議の録画が中央のライブラリーに自動的に同期され、簡単に検索・共有できるようになる。これにより、コラボレーションが促進されるだけでなく、インサイトの獲得やチームの連携維持にも役立つ。この連携はZoomとWebexのユーザーにも適用されるが、Enterpriseプランでのみ利用できる。
セキュリティー面では、VimeoはIP許可リストを導入した。これにより、ユーザーは特定のIPアドレスからのコンテンツへのアクセスを制限できる。この機能は、SSO、DRM、ジオブロッキングといった既存のセキュリティー対策に加え、一般公開を意図していないコンテンツに対する保護層を追加する。この機能もEnterpriseプラン限定だ。
最後に、Vimeoは再生コントロールを簡素化し、自動再生、ループ、ミュートなどの設定で動画の再生エクスペリエンスを簡単にカスタマイズできるようになった。この機能はコーディングを必要とせず、Starterプラン以上で利用できる。
Vimeoでは、2025年夏のリリースの一環として、今後数力月以内にさらなるアップデートを予定している。
出典:Vimeo